2歳児が物を投げることに困っていませんか?
・初めはボールだったけど何でも投げるようになった
・家の中の物を投げて壊された
・ママ友の携帯まで投げられて気まずかった
「初めはほほえましかったけど、
だんだん投げちゃいけない物まで投げ出したので、
すごく困ってる」
2歳児が物を投げるのに困っているママって、
けっこう多いです。
子供は好奇心旺盛。
新しいものを見つけると、
「握ってみたい」
「触ってみたい」
こんな欲求がわいてきて、
手にとって自由にさわりだします。
そして、
一通りさわって満足したら、
「ポイッ」と捨ててしまいます。
その繰り返しの中で、
ある日、
「ポイっと投げたらおもしろいな」
と言う事に気が付きだします。
自分が「ポイっ」と捨てた物が、
手から離れ転がっていき、
床にトンと落ちる光景を見て、
「なんて面白いんだろうまたやってみたい」
こう思いだします。
その結果、
「手当たりしだい色んな物を投げだす」
こんなことになります。
ママも、
最初はほほえましく見ていますが、
「投げちゃいけない物」まで投げられると、
イライラしだします。
そして最終的には、
子供の行動に怒りを感じ、
「投げちゃダメっ!」
と叱りつけます。
怒る気持ちはわかりますが、
「投げていい物とわるい物の区別」
これをしっかり教えないことには、
いつまでたっても問題は解決しません。
しまいには、
・お友達の家で大事なものを投げて壊した
・お店の商品を投げて弁償した
・投げた物が人に当たってケガをさせた
こんな事にだってなりかねません。
徐々にルールを理解していきます。
もうお友達の家やお店で、
「何か投げるんじゃないか」
とビクビクすることもなくなりますよ。
2歳児が物を投げる時の効果的な叱り方
①メリハリをつけて叱る
「さわっちゃダメ!」
「投げちゃダメ!」
一日中「ダメ!ダメ!」言ってます。
ずっと「ダメ!ダメ!」言ってると、
「何が本当にダメなのかがわからない」
といった状態になります。
「叱る事にもメリハリをつける」
これが必要。
「ふと叱られる」からこそ、
子供も、
「あっ。これはやっちゃダメだったんだな」
こう気づけます。
それは普通です。
みんなそうです。
「意識的にほめる必要」があります。
「7対3」or「8対2」くらいで「ほめる優先」にしましょう。
「気づいたら叱ってばっか」
こんな状態になってしまいます。
「投げません!」
と厳しい表情で、
ビシッと叱りましょう。
子供の手も静止しましょう。
まだまだ言語理解が未熟。
表情や体全体を使って、
「ダメなんだよ!」
というメッセージを伝えることが大事です。
ボールとか、
投げてOKな物を投げられたときは、
「上手に投げられたねー」
とほめてあげましょう。
これがポイント。
「ボールは投げていいんだな」
と子供は学びます。
「叱る事とほめる事にメリハリをつける」
こうすれば、
「投げていい物とダメな物の区別」
を2歳児でもできるようになりますよ。
②短くその場でビシッと叱る

「説教みたいに叱っちゃう」
こんなことになります。
2歳児に説教をしても伝わりません。
・子供も興奮して話が聞けない
長い話なんて伝わるわけがありません。
短い言葉で叱るのが大事です。
「投げない!」
といった単語やフレーズでOK。
「投げたその場で叱る」
これを心がけてください。
後になって叱ったところで効果はないです。
「その場で」
「短く」
「わかりやすく」
叱るようにしましょう。
③OKな事とセットで叱る
叱るときは、
「ダメ」と言うだけじゃなく、
「OKなこともあわせて注意」しましょう。
比較ができるので、
「これは良くて、こっちはダメなんだな」
この理解しやすいんです。
具体的には、
「投げちゃダメ」
「投げるのはボール」
こう叱りましょう。
といった感じです。
「何なら投げてOKなのか」
を学んでいきます。
物を投げるのは子供が成長した証拠
「物を投げる」という動作は、
子供の発達的にはすごくいいこと。
というのは、
「投げる」という動作は、
手を開く必要があるため、
「握る」よりもずっと難しいです。
「脳機能の障害によりできない子」だっています。
投げられるのであれば、
脳機能の障害を一つクリアでき、
正常に発達できたとも言えます。
「手を開け」
という脳からの指示があって初めてできる動作です。
頭脳の発達も一歩進んだ証拠といえます。
「成長してる証拠なんだ」と思え、
少し心に余裕をもてるようになりますよ。
まとめ
「投げちゃいけない物を投げられる」
こんな事されたらカチンくるのは当然です。
ただ、
あなた自身にも2歳児の時があったように、
最初はみんな「物の善し悪し」が判断できません。
「まっさらな状態から大人になっていくもの」
今日お伝えした工夫を使って、
子供の成長をサポートしてください。
「がんばってよかったな」
と思える時が必ずやってきますよ。
今日も子育てお疲れ様です。
こんな記事もおすすめ
「電車の中で子供がさわいだ」
こんな時に効果的な対処法です。
【子供がうるさい】親目線|外で静かにしてほしい時に使える裏技3つ